歯周病予防の食事

 

こんにちは!

管理栄養士のエリーです。

だんだん涼しくなって、過ごしやすくなってきましたね

エリーは風邪をひいて大変でした!笑

気温の変化にはみなさん気をつけましょうね!

 

今回のお話は歯周病です!

テレビCMや雑誌などで目にすることもあると思います。

現在、成人の約8割が歯周病を患っているという結果もあるくらい、身近な病気なんです。

歯周病は、歯肉や歯槽骨という歯を支える歯周組織に細菌が感染して起こる病気です。

最初は、歯肉が赤く腫れて炎症を起こします。出血する場合もあります。

進行すると、歯を支える土台の骨が溶けて歯がグラグラするようになります。

最終的には歯を抜く必要性も出てきます。歯周病にかかり、歯を失くしてしまう人も多いです。

直接的な原因として、日常的な歯磨き不足が挙げられます。食べかすや汚れが残ったままになると、お口の中は細菌が繁殖しやすい環境になります。食後や甘いものを食べた後は歯磨きをして、お口の中を清潔にしておくことが大切です。

さらに、歯周病を誘発したり進行を早めたりする原因として、生活習慣、喫煙、ストレス、全身疾患などがあります。

 

食生活を見直すことで予防につながります。

エリーが考える食事のポイント!

①よく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、唾液がよく出るようになります。

唾液には、お口の中の洗浄、お口のpHを中性に保つ、お口の中を潤し細菌が繁殖しにくくするなどの働きがあります。

一口30回くらいを目安に噛んで食べることが良いとされていますので、早食いだと思う人は1食20分以上を目安に、ゆっくりよく噛んで食べてみてくださいね。

②野菜を積極的に食べる

野菜の摂取量の目標は1日350グラム。両手に山盛り一杯分くらいです。みなさん野菜はしっかり食べていますか?

野菜に含まれるビタミン類や食物繊維は大切な栄養素です。ビタミンCは口の中の粘膜を強くしてくれますし、食物繊維をしっかり摂ることで、余分な糖質や脂質の吸収も抑制してくれる効果もあります。

ごぼう、にんじん、大根などの根菜類は食物繊維が豊富であり、噛み応えもあるのでオススメです。

③たんぱく質とカルシウムをしっかりと

歯を支える土台は歯槽骨とよばれる骨です。歯周病菌のせいで歯槽骨や歯は溶けてしまいます。歯周病に負けない丈夫な歯茎にするためにはカルシウム摂取が重要です。

牛乳や小魚だけでなく、豆類や緑色の濃い葉野菜(小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど)にもカルシウムは豊富です。

また、歯と歯槽骨の間には歯根膜という膜があり、主にコラーゲンでできています。コラーゲンはたんぱく質からつくられるため、歯肉を丈夫に保つためにはたんぱく質をしっかり食べることが重要になります。

たんぱく質が豊富な食品は、卵、肉、魚はもちろん、豆腐や納豆などの大豆・大豆製品にも豊富に含まれています。

コラーゲンは美容にも良いので、お口の中もお肌もきれいになったら嬉しいですよね!

④細菌の働きを抑える食品を利用する

・緑茶

緑茶に含まれるカテキンには、虫歯や歯周病菌を殺菌する効果があります。歯磨きができないときは緑茶を飲むと良いです。

・ヨーグルト

乳酸菌には歯周病菌の働きを抑える働きがあります。

 

いかがでしたでしょうか!

歯周病は生活習慣病の一つです。糖尿病との関連性も高いので、なるべく早いうちに治療することをお勧めします。

歯周病の患者様の食事相談も無料で受け付けておりますので、お気軽にご相談ください!