歯科健診
川口市成人歯科健康診査と歯科ドックについて
当院は川口歯科医師会の会員として、川口市からの委託を受け成人歯科健康診査を行っております。
18才以上の市民の方が対象です。
健診希望の方はお電話でご予約のうえ受診してください。
- 今年度76才、81才になる方は、埼玉県後期高齢者医療広域連合の無料歯科健診をご利用ください。
①成人歯科健康診査(健診料金 500円)
検査する内容は、むし歯の有無・歯周病の状態の確認・顎関節・咬み合わせ・口の粘膜の検査となります。
診査時間は約15分から20分です。
②歯科ドック(①に加えて 1,500円)
①の成人歯科健康診査に加えて、唾液を採取し患者様の個別のむし歯と歯周病に対するリスク要因を詳しく検査します。
判定項目は
- 唾液潜血検査(歯周病のリスクの検査)
- う蝕活動性検査(むし歯菌の強さの検査)
- 唾液量検査(唾液分泌量の検査)
- 唾液緩衝能検査(むし歯に対する唾液の強さの検査)
- 健診により治療が必要な状態が認められ、治療を希望される場合は次回の受診の予約をお決めします。
- 歯科ドック単独の受診はできません。
川口市口腔がん検診
30才以上の川口市民の方対象
(自己負担500円)
※70歳以上の方は無料
超高齢社会の到来とともに、口腔がんの患者数も増加して来ています。
厚生労働省が公表した人口動態統計月報年計によると、2022年は口腔がんにより8,429人もの方が命を落としています。
他の先進国に比べ、日本では口腔がん対策が遅れており、死亡数を抑えられていない現状があります。
これは口腔がんの認知度の低さが原因の一つであり、初期のがんが進行がんになるまで見過ごされてしまっている事が多いようです。
検診では、がんの確認に加え、時間が立つとがんに変わる可能性のある前がん病変(白板症、紅斑症など)も確認します。
- 精密検査が必要な場合は別途負担金が発生いたします。
- 1年に1回のみ
妊婦さんの歯科健診
妊婦歯科健診の必要性
妊娠がわかったらお母様と赤ちゃんのために、歯科健診を受けましょう。
妊娠中はさまざまなお口のトラブルが起きやすくなります。
そのトラブルは赤ちゃんの健康にも影響することがあります。
特に症状がない場合はつわりが落ち着いた4ヶ月ごろがおすすめです。
基本的にレントゲン撮影は行わないので安心して受診してください。
妊娠性歯肉炎とは?
妊娠中は女性ホルモンの分泌が盛んになります。
歯周病菌はその女性ホルモンを栄養にし繁殖、歯ぐきからの出血や腫れを起こします。
またつわりの影響で歯磨きがしにくくなったり、食事の回数が増えることもトラブルの原因になります。
歯周病の妊婦さんは早産・低体重児の危険7倍に!
歯周病と早産・低体重児出産とのあいだにどのような関連性があるのか、そのメカニズムはまだ完全に解明されたわけではありません。
しかし、歯周病菌によって歯ぐきで炎症がおきると、サイトカインや、痛みによって生じる炎症性物質が多く放出され、それによって陣痛が早くなり、結果的に早産や低体重児出産が増えるのではないかという考え方が有力です。
赤ちゃんにむし歯菌をうつしてしまう
赤ちゃんのお口の中には、もともとむし歯菌は存在しません。
生後1歳6か月ころから2歳6か月ころ(感染の窓)に、家族の唾液から感染してしまうのです。
お母様のお口の衛生状態を保つこと、食器の共有を避けることなどで、感染を防ぎ、お子様をむし歯になりにくい体質にできます。